地底たる謎の研究室

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インターネットにおけるテロメラーゼの阻害


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題名:インターネットにおけるテロメラーゼの阻害
報告者:ナンカイン

 本記事は、基本的にこの記事の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の記事にて、匿名性に関する内容について、一旦、考えを収束させたつもりで終えた。しかしながら、ここにきて、再び論じたくなった。なぜなら、匿名性の構成は図のように分かれ、一概に論じることが容易ではないことに気づいたからである。ちなみに筆者が仮名であれば、仮名に属し、本名がヴラジミル・ナンカインであれば、実名に属する。これから図で問えば、筆者は完全匿名としては否定される。
 一方、文献2)にも記載されているように、癌細胞は所謂、DNAのコピーミスに相当し、遺伝子の突然変異によってもたらされる。さらには、多数の突然変異を起こした細胞のうち、ある遺伝子に突然変異が起こると、細胞は死ぬことができなくなり、止めどもなく分裂を繰り返す。この死なない細



図 匿名性の構造1)

胞が、癌細胞と言われる。その原因を文献3), 4)から探ると、テロメア(DNA鎖の両端)合成酵素のテロメラーゼの活性化にキーがある。通常の細胞は、テロメラーゼをもたないため、テロメアの反復配列は細胞分裂のたびに短くなり、限界まで短縮すると分裂停止のシグナルが出て細胞は増殖できなくなる。これに対して、癌化した細胞は、テロメラーゼによって細胞分裂のたびに修復されるため、無限に分裂増殖を繰り返す。これによって癌細胞(死なない細胞)がどんどんと増える。そのため、テロメラーゼを阻害する薬剤の開発によって、癌細胞の無限増殖を阻止することが進められている3)。ただし、癌細胞は健康な人のカラダでも多数(学説によっては1日に5000個)できる2)。すなわち、癌細胞自体は、健康であってもなくならない。先の記事で、最記に癌治療と同じ論理であると括ったが、これは匿名性の名の下の、特に図で示すと、完全匿名での誹謗中傷もなくならないことと、システム上で見ると、同じ論議にのせることができるかもしれない。それは、先の記事で示したWebという海の中にいる「ジョーズ」に相当し、コミュニケーション結合における記号論的な有機体(インターネット)内での「ジョーズ」は決して消えないことをも意味する。ただし、文献5)にも明記されているように、表現・言論の自由の観点から見て、匿名性と憎悪表現や名誉毀損などに当たる表現・言論との関係に関しては、特別な考察が必要となり、そのような表現・言論などは少なくとも他者の憲法上の権利の侵害に当たり、その権利を侵害する自由は認めてはいけない、ことになる。そこに人としての社会性の倫理観(制御方法、癌細胞であればテロメラーゼを阻害する)の重要性が込められている。

1) 折田明子: Web上の人物および行為の信頼性評価. 人工知能学会誌 24: 527-534, 2009.
2) http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/iryo_hoken/gan_portal/research/about.html (閲覧2019.2.6)
3) https://www.jfcr.or.jp/chemotherapy/department/molecular_biotherapy/research/001.html (閲覧2019.2.6)
4) http://www.nikkei-science.com/page/magazine/9604/telomere.html (閲覧2019.2.6)
5) 大谷卓史: インターネットにおける匿名性はいかに正当化されるか?. 吉備国際大学政策マネジメント学部研究紀要 3: 43-58-, 2007.

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