題名:よく似て、非なる。
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
(たぶん違うはずだ。偶然にも、同姓同名の違う人に違いない。そう信じたかった。)
(おやっさんの嫁さんが、ロンドンで行方不明となった嫁さんが、Pixtalia Yoko Merameなはずがない。ID非公開さんは、佐久間由比としている(この物語)1)。でも、おやっさんの嫁さんは、佐久間由衣だ。比と衣。違う、違う人なはずだ。)
「ガエールくん。ちょっと顔色がわるいみたいやけんど。すまんな、おっちゃんの嫁の話で、気わるーしてしもたか?」
「い、いや、そうではないです」
「そうか。でもな、嫁はきっとここに帰ってくるはずや。ほら、こっちは西伊豆に旅行に行った時の写真やで(図)。由衣、かわいいやろ。あん時は楽しかったなー。よーし、ガエールくん。嫁がいつ帰ってきてもええように、明日のラーメンの仕込み、がんばるで」
「はい」
図 佐久間由衣2)
仕込みをしながら、違う人だ。違う人に違いない、そう反芻した。比と衣。一字でも大きな違い。違う人なはずだ。
(でも、もし、同じ人だったら…,それがばれると、おやっさんはなんと思うのだろうか…。いや、違う。違うはずだ)
Pixtalia Yoko Merameと出逢った時(この物語)のことも思い出した。よく似て、非なる。そうに違いない。そうしないと、おやっさんの嫁さんを昏睡状態にしてしまったのは(この物語)、俺になってしまう。よく似て、非なる。そうに違いない。仕込みをしながら、頭の中で反芻した。
1) https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14191465839 (閲覧2019.12.21)
2) https://tv-rider.jp/column/2479 (閲覧2019.12.21)
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