題名:びっくりしたぁー
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
「おはようございます」
おやっさん:「おっ、おはよう。ガエールくん、今日も早いねー。一緒に仕込みやるか?」
「お願いします」
そうして、定休日開けの猫ラーメンに今日も早めに出勤し、おやっさんの仕込みを手伝った。しばらくしてタンちゃんも店にやって来た。なんだか、昨日の今日で、妙にタンちゃんを意識してしまい(この物語)、ドギマギしてしまった。
タンちゃん:「ガエールくん、昨日のニュース見た? このあたりでの事件みたいね。なんだろう、あの首筋を噛むって話。変質者かしらね。まるでドラキュラみたい…」
「ドラキュラ?」
タンちゃん:「そう、ドラキュラ。こんな感じぃー(図)」
「これ誰?」
「Bela Lugosi。すでに、Bela Lugosi’s Deadだけれども、有名な俳優さんよ」、「ベラ・ルゴシ……….
その時、意識が遠のいた。気がつくと、病院のベッドで寝ていた。そばには、タンちゃんとおやっさんがいた。
図 Bela Lugosi1)
「ガエールくん…。大丈夫」、「大丈夫だけど、ここは…」、「びっくりしたぁー。急に意識なくして倒れちゃったんだもの」、「おやっさん、店の方は…」、「今日は閉店にしたで。そりゃー、おっちゃんもびっくりしたわな、急に倒れて。まっ、医者の話だと、単に低血圧で失神したんじゃなかろうか、とのことだったけんど。あまり無理しちゃだめだべ。ガエールくん、今日はゆっくり休みなはれ。慣れない異国での生活で、疲れがでたのかもしれへんでな」、「お店の方、すみません」、「いいってことよ、大事なければ」
1) https://www.pinterest.jp/pin/793900240539361120/ (閲覧2019.12.28)
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