題名:HAKUSENへ行こう
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
仕事が一段落した。幸いなことに、指の傷も浅かった(この物語)。その後は血が出ていない。琉花のおかげだ。仕事が一段落したことから、約束であったコーヒーを飲みに行くことにした(この物語)。普段、僕は缶コーヒーで済ますために、あまり店は知らない。そこで、組合長である伯父に尋ねてみた。
「組合長。仕事一段落しました。そこで琉花といっしょに、どこかこの辺のいいコーヒー屋に行きたいのですが、どこか知っていますか」
「おっ、カツオくん。仕事終えるのはえーな。なんや琉花さんも手伝ってくれてたんか。ありがとうな。確か、嫁はんが東郷湖畔公園の近くにHAKUSENというコーヒー屋が最近出来たちゅうてたな。東郷湖と湯梨浜の街並みが一望できるええとこみたいやで。そこいってみたらどうや。ほら、あのへんや」
伯父が指差す先に、その建物が見えた。「伯父さ…、組合長。ありがとうございます」
ZX-10Rのところまで行き、琉花にヘルメットを渡した。
「琉花、これ…」
「カツオくん、ありがとう」
車両にまたがり、琉花を後ろに乗せ、車体を垂直に起こした状態でチョークレバーを引き、スターターボタンを押した。ブロロロ…。エンジン始動後はチョークレバーで回転数を1,500rpmに合わせる。そして、約5~10秒でチョークレバーを戻し、スロットルグリップを回す。再度、1,500rpmに調速。その5秒後に微小にスロットルを操作する。その時、エンジンのピックアップが“着いてきた”2)。これが発進の合図。そうして僕と琉花を乗せたZX-10Rは、軽快に県道22号線に差し掛かり、それを渡ってゆくと、すぐの船着き場奥に見える白い建物1)。たぶんあれがHAKUSENだろう。
図 店の中4)
店の中(図)に入ると、伯父がいったように、東郷湖と湯梨浜の街並みが一望できる素敵な店であった3)。
1) http://hakusen-store.com/info/ (閲覧2020.2.2)
2) https://www.kawasaki1ban.com/special/one-play/2787/ (閲覧2020.2.2)
3) https://tottorinoto.com/hakusen/ (閲覧2020.2.2)
4) https://www.graysky.life/posts/480397 (閲覧2020.2.2)
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