題名:たわむれる2ひきのきんぎょ
報告者:ダレナン
本物語は、この物語の続きです。
そのあと、その「竜」さんは、ぼくのてくびとあしくびにあるこていをはずし、てのゆびうごきますか、あしのゆびうごきますかと、ぼくにしじした。そのとおりぼくはうごかした。「竜」さんは、てあしはだいじょうぶのようですね。とこたえた。なまえは、ときかれたので、さなだ・きっぺいです。とこたえた。ねんれいは、ときかれたので、にじゅういっさいですとこたえた。じゅうしょは、ときかれたので、ここのじゅうしょですか? とききなおした。いや、じたくのです。とこたえたので、○○市の○○です。とこたえた。とくにむずかしことじゃない。なんでこんなことをぼくにきくのだろうか。そうして、「竜」さんはつづけて、めがさめたばかりで、つかれているとおもいますので、きょうはゆっくりとやすんでください。といった。このはなのくだはなんですか、とその「竜」さんにきいてみると、あぁ、それね、もうはずしてしまいましょうか。とこたえた。
なんでこんなところにいるのだろうか。「竜」さんが、へやからでたあとに、かんごしさんらしきひとにきいてみた。
「なんで、ぼくはここにいるのですか?」
「事故にあったのよ。覚えていない?」
「よくおぼえていないです」
「かなりひどい事故だったのに真田さん無傷だったのよ。よかったわね。同乗の人は残念でしたが…」
「どうじょうのひと? ひとりでいつものようにかいだしにいっただけですけど…」
「そう…なの…。」
そういって、そのかんごしさんはにがわらいしていた。なにかへんなことをいったのだろうか。
そのご、どっとつかれがでた。しぜんにまぶたがおち、ふたたびねたようだった。
ゆめのなかでだれかが、「キッペイくん、あぶない…」とさけんでいたきがした。だれだろうか? そのこえもしばらくして、ぼっーとしたかんじとなってたわむれる2ひきのきんぎょいめーじ(ず)となり、いつものように「おい、桔平。酒かってこい。酒」とちちのこえがした。そうだおさけをかいにいかないと、またちちにどやされてしまう。
ず きんぎょ1)
1) https://www.pinterest.jp/pin/31314159884354007/ (閲覧2020.6.26)
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