地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

A, or, B の検索結果:

永遠に生き続ける

題名:永遠に生き続ける報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 生ける屍。ゾンビ。ゾンバイオ。死霊のはらわた。ぼくちゃん・オブ・ザ・デッド。とにかく思いつく言葉を列挙してみた。けたけたけた…。夢や希望のないただの歩み。僕はその歩みに従って誤った順路、死の順路を歩いてきた。お前はもう死んでいる。そんな考え事をしながら歩いていると、気づいた時には、「こぶちゃんブランドとチーズ製造工場の秘密」と看板が掲げられている部屋の前に到着していた。扉の横にはガチャポンがあり、「こぶち…

けたけたけた…

…いって頭の中にCreateも何もない。僕は今、地べたを這いつくばっている。 カサコソ。スーパーGが目の前を横切った。 鉄球の足取りの割に、僕の口はカサコソと軽やかになった。他人のCreateを見ては、ぶーたれ、そして文句を述べる。他人のCreateを得ては、ぶーたれ、そして文句を述べる。ノーベルではないその単純な頭を使わない作業の繰り返し。柔軟性の失われたゴム。口が滑るたびにぼろぼろと崩れる。それに気づくことなく、それがいかにも僕を成長したかのように特徴づけ、次第に口が滑るこ…

順路に従って

…葬することで、Createを葬った。すなわち、今や何も残っちゃいない。そういうこっちゃ…。だが…、実はな…。まっ、これ以降は、順路を進めば分かるやろな。じゃけん、ここで今いわんでも…、ええか…」と邪険に突っぱねた。(いわんでも、ばか。いわん、ばか。あほ、ノブヨシ、だの~) ツキオの発言に対して3Dホログラフィのハバド氏は、そういっているようにも思えた。僕はかなりナーバスになっていた。 想像と創造のかけらもなく発想はすでに貧困で、Creatorとしての希望も失われ、更新しても地…

んごぉーと鳴いとるで~

…創造にあふれるCreatorなのだ」と壁面に書かれてあった。写真にあるその鋭い眼光はいずれもが、ツキオの宇宙船内で見た動画のままだった。 しばらく順路をたどると、輝く部屋が左手に現れた。中に入ると、そこにハバド氏が立っていた。これは旧式の3Dホログラフィだろう。旧式ゆえに、それは明らかに再現された映像であることは理解できる。そこはさっきまでのリアルすぎるキーコさんとは異なっていた。ただ、しかし、立体的に、その眼光をもって演説するそのハバド氏の像は映像は、旧式といえども圧倒され…

不可逆的変化

…。 繰り返し耳元でHans Zimmer社の時計が、ポペッェポペッェと鳴り響いていた。 ハイパーループ・カプセルのトンネルに入って来た時と同じように、ツキオはループした無限大のマークを足で踏んだ。するとドアが現れ、「さっ、地表に戻るで」と僕を誘った。 ドア内にするりと入ると、グオーンとかすかな音がした。少し暗めのドームの地表、その目の前にドーム内壁のいびつな形に添うようなロココ調の建物が見えた。表の看板には、「ようこそ、新新時代のノアの箱舟の館へ」と書かれてあった。僕らの横に…

思い出そうとしても、想い出がない

…カプセルは、Subway Trainのように静かに滑らかに進行し、「まもなく第1ドームの新新時代のノアの箱舟の館に到着します」とアナウンスを告げた。 プシュ―。カプセルのドアが開いた。カプセルの外からすこしかび臭い匂いが漂ってきた。明らかに第3ドームとは異なる種類の匂いだった。空気そのものがかび臭い。 トンネル内の空気清浄機もカタカタと音を立てて動いていた。僕は、そこに経年変化を感じ取ることができた。キーコさんが言っていた通り、第1ドームは相当に古い。古くて臭かった。ツキオ:…

嫉妬しとんのか?

…か? もしそうなら、AIにノブヨシくんの口にあうように、再度学習してもらおうか?」僕:「いや、全然。とっても、いい泡感じです」ツキオ:「ほな、なにがあかんのや。あっ、もしかしてわいとキーコちゃんの関係に焼けとんのか? 君、嫉妬しとんのか? わいに」 若干、それもあったかもしれない。でも、こぶちゃんブランド生誕。それも、が、気になっていた。1) https://otokonokakurega.com/learn/liquor/10072/#:~:text=瓶ビールの美味しい注ぎ…

チーズの包装、パッケージ

題名:チーズの包装、パッケージ報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。老朽化が進んでいてね…、建物も全体的に古いの。住んでいる人も第1世代の年配Moon人ばかりなので、第3ドームの雰囲気とかなり違うかもしれない。パーッと明るいというよりも、ドーム全体が暗いのよ。そろそろリフォームの話も出ているのだけど、魂の戦士、つまり私たち祖父、祖母の聖地で、フランコ・ハバド氏の遺言、聖なる実現の保証もあって、取り壊しについてはMoon Town議会でもなかなか賛同が得られていないの…

ハイパーループ・カプセル

題名:ハイパーループ・カプセル報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 見つめ合っていた二人はやがて僕の方に振り向くと、こっちこっちと僕を手招きした。手招きした位置まで歩くと、地面の上に、くるくるとループした無限大のような記号が書かれていた。キーコさんは、そのループ記号を足で押した。すると、ドアのようなものが現れた。キーコ:「さっ、ノブヨシさま。この中に入って」 そうして、二人がドアの中に入るを見計らってから、僕もその中に入った。 バタン、シュイーン。一瞬、あたりが暗…

100平方km

題名:100平方km報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ぶーたれるツキオであったが、キーコさんはそっとツキオの手を握った。ツキオはそれを握り返した。二人、顔を見つめ合った。ツキオの顔に温和な笑みがこぼれていた。明らかに、覗いているあの変態性のあったツキオの顔とは違い、そこには何かが、たぶんしあわせが満ち溢れているように感じられた。二人はそのまましばらく見つめ合っていた。その後、キーコさんは、満足したかのように僕の方へのにこりと微笑み直し、「それでは案内しますね」…

あそこも、あそこも

…その彼の凝視は、GYAO! したくなるに違いない。だって、それは無料だから。ヤフーの無料動画サービスだから。 甘い言葉。無料。無料。諸行無料の響きあり。 その裏には、何かが、潜んでいる。 もしかして、Moon Town自警団の団員でありながら、ツキオにはかなりの変態性が潜んでいるのかもしれない。どう見たって、キーコさんを見ているまなざしは、変態そのものだ。 ばしーん。キーコ:「だから、ダメよ、ツキオくん。まだ、まだ、お預け…。ここ、覗いちゃ、ダメなの」ツキオ:「そんなこと言わ…

もちろん

…ランドは、僕のCreateの源じゃないの。 それがなぜに、Moon Townの…?) 僕の中の疑問から考えが混乱し、ふと、その成長がストップした。 その時、遠くから、ンゴォォォォォォオオオオオオオオオーーッ!と鳴く声が聞こえた。僕の記憶が正しければ、それはこぶちゃんの声紋に違いない。多くのラクダが地球上にいたとしても、10歳からともに育ったこぶちゃんの声紋は、今でも確実に聞き分けることが出来る。僕にはその自信があった。しかも、幻聴ではない。でも、確証は持てない。もしかして幻の…

成長がストップ

…もお世話になっております) 成長がストップしてしまった僕には、もはやCreateはないにも関わらず、キーコさんは、僕に向かってそう言った。 こぶちゃんブランド。 僕には、もはや想像も創造のかけらも何もないのに…。 こぶちゃんブランド…。 Creatorの象徴。 こぶちゃんブランド…。 Moon Townのこぶちゃんブランド? Moon Townの、Moon Townの、こぶちゃんブランド…?From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。

いつもお世話になっております

… d'or de la Moon Townのキーコです」ツキオ:「キーコちゃん。ハロー。ええ感じにかわいいのー。で、今日のスカートの中はどうなっとるんや…」 覗こうとするツキオ。ばしーん。キーコ:「ダメよ、ツキオくん、まだ、まだ、お預けよ…。覗いちゃ、ダーメ」ツキオ:「そんなー、キーコちゃん、もう、わいは、我慢でけへんのや。キーコちゃんのことずっと好きなんや。大好きなんや」キーコ:「ツキオくん、私も分かってるけど…、ダーメ。今はダーメ」 その様子に、呆気に取られていると、コン…

意識が変わった

題名:意識が変わった報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ツキオの提案で、取り調べは一端終了した。僕とツキオはMoon Townへと向かうことになった。ツキオは船内にいる他の搭乗員に声をかけ、宇宙船のエンジンを始動させた。 静かの海には、僕の着陸船が、そこにぽつんと残されていた。ただ、始動した宇宙船は、その地点に向かうこともなく、音もなくくるりと軽やかに360°進路を変えると、着陸船と反対方向へ、たぶんそこにはMoon Townがあるはずと思しき進路へと動き始めた…

赤信号が点滅から点灯へ

…を闇に埋葬し、Createのすべてを手放していた。想像と創造の果てにある、作られた世界(The World of Creater)がまったく見えなくなった。 そこで、僕の成長は止まった。 ストップした。ブレーキを踏んだ。 赤信号が点滅から点灯へと変わった。ツキオ:「でも、あれやな。記憶なんてあいまいなもんやな。わいの知っとるキーコちゃんはもっともっとかわいかったで。もう一回、ダオッコ博士に記憶を操作してもらわなあかんかもしれへんな。よーでけとる。この3Dホログラフィのキーコち…

永遠の誓い

…く成長。臭い匂い。 Analyzeしなくとも、そんなことは考えなくても、得られた成長。脱糞。脱糞だ。 僕はその一つ一つをアイーン・アイーンとゆっくりとかみしめ、味わい、咀嚼した。そして、大きく息を吸い、その匂いを嗅ぎまわった。そこで得られた栄養は、間違いなく僕の心の成長の次のステップに結び付いていた。 真新しいスポンジが、新鮮な水をたっぷりと吸収するかのように、僕は、僕の心は息づく。 あの時。 あの瞬間。 あのかけがえのない時間。 かすかに思い出した。こぶちゃんとの10歳での…

パンパース的な成長

…やく一段登れたCreatorとしての階段を、そのしょぼい足でも、しっかりと、踏みしめ、そうして、転落しないように、させちゃうのだ。皆を虜にさせちゃうのだ。今こそ復活、復活ののろしを上げる時。そうして、得られた、させちゃう時)(信吉:させちゃう時…)(ラクダ・マこぶちゃん:そうだ、我から受けしその啓示は、お前が10歳から20歳に渡るまでの間の貴重な魂の成長の時に、ンゴォォォォォォオオオオオオオオオーーッ!と学んだはずだ。その学びは、まさに、させちゃう時。こぶちゃんブランドを復活…

今こそ復活

…葬することで、Createを葬った。すなわち、今や何も残っちゃいない。そういうこっちゃ…)(こぶちゃん:ンゴォォォォォォオオオオオオオオオーーッ!…) 様々な声が、僕の頭の中で木霊していた。木に傷をつければ痛む、切倒せば死ぬ。供物を捧げれば人々に恩恵を与え、また無視すれば災害をもたらす。その木霊。木の精霊1)。 こぶちゃんとの10歳での出逢いから、15歳でのイーロン・ナーシ氏との未来図、そして、月に降り立って逮捕された今の20歳。死体遺棄。こぶちゃん…。 こぶちゃんは、きっと…

永遠に成長できない人間。

…返し。同じことを繰り返して、予言のテーマのように、僕の成長はそこで留まっているかのようだった。 ツキオが半分人間ハルバー・メンシュなら、僕は永遠に成長できない人間。こぶちゃんとの10歳の出逢いによる神秘的な啓示力を得て以来、こぶちゃんを葬った今の20歳の僕には、Creatorとしての想像も創造のかけらも残されていない。フランコ・ハバド氏が「あほ、ノブヨシ」と連呼していたのも、ふと理解できた。From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。

記憶の残骸

題名:記憶の残骸報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ここ最近、何も起こりそうのない、Moon Townの自警団という職を務めながら、宇宙船で月の世界を警備しながら、ツキオは目の瞼になぜかほろりと涙がこぼれるのを感じた。なんだろうか、これは…。 でも、自然と涙がこぼれる。キーコを失ったからなのか、それとも…。 なんとも言えない感情が押し寄せる。「わいは、どうなったんやろか…。どうなったんやろか…。なんかを失った記憶の残骸のせいやろか。また、ダオッコ博士に聞いてみな…

もう、終わったことだった。

題名:もう、終わったことだった。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 生ある中に、その罪が潜んでいる。生きているだけでも罪。そう言ったのは太宰で、堕罪だ。だから、僕は、何度も、母なるトンネルに還ろう、還らなければと意識した。この先の罪を、今のうちに僕自身で摘まなければならない。(やっぱり、元のトンネルに戻ろうか…)。しかし、それは無駄だった。母との絆もすでにじょきりんとちょん切られ、個体として、すでに僕は、そこに生存していた。 若干、あきらめかけていた時、産科の僕…

聖なる実現

題名:聖なる実現報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 その瞬間、大天使ガブリエルは、聖母ツキオの母に下に跪き、こう言った。「あなたはたった今、精霊の恵みによって、この月の世界の救世主である子を身籠りました。その子をツキオと名付けてください。その子はやがて偉大な王となり、いと高き月の世界の王座をくださることになるであろう。それはまさに、フランコ・ハバド神の遺言の元、新新時代のノアの箱舟の聖なる実現、聖なる実現となるのです。そうして、その子の、生まれいずる支配欲には終…

受胎告知

…。月の世界でのニューAIに基づいたリアル3Dホログラフィの実現を可能にしたのも、翌々の、完成したキーコの姿も、彼の偉大な功績による。そう、彼は、科学的な技術だけでなく、美術的なセンスにもあふれ、3Dの世界におけるその感性には、完成された感性があった。彼のその感性をねたむ人(ネ・ターミネータ)も多くいたが、そのたびに、彼はI’ll be backしたのだった。 その彼が、今まさにMoon Town宇宙空港からのロケットの積み荷を点検していた。第二弾の積み荷に対しては、その積み荷…

ロケットの積み荷

…い闇に光る星々。Stars (Remastered 2005)。(やはりこれでEnoか、それでイーノだろうか、結局、ブライアンなのか…)そんな思いをぬぐい去ることができなかった。ヴェルヌーブ氏:「やはり詳細に検体②のWDについて調べる必要がありそうだ」 ジュニ・ヴェルヌーブ氏は、足早にスペースZ社バージョン5の研究室に戻り、検体②のWDのデータを再チェックした。軽犯罪者と記されているも、器物破損のみで、それほど異常な資質は認められなかった。ヴェルヌーブ氏:「これならば安心だな…

最期の願い

…には、そう、批判するAnalyzerとしての立場でしかないじゃないの。だから、あなたはCreatorではないだろう…。いくら批判しても、あなたには、批判する才能以外、何もない。何もない。それは、実にむなしい才能ですよね。The World of Creator。Creator側のヴェルヌーブ氏ならば、確実にそう反論できる。 しかし、彼の静謐な性格からすれば、冷静にこれまでのことを受け止めつつ、スペースZ社バージョン5の組織の拡張を願うよりも、今は、むしろMoon Townのそ…

子種の人物

…なる人物を調べると、過去に地球上でも軽犯罪歴がある被検者であった。しかし、この素晴らしいまでの能力を有している人物をMoon Townに送る子種の人物として外すわけにはいかなくなった。*:2016年の研究で発見された、クマムシの体内から、放射線からDNAを保護する役割を果たすタンパク質1)1) https://nazology.net/archives/47612 (閲覧2020.9.11)From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。

かしこまりました

…ていた。側近でCreator将校のジュニ・ヴェルヌーブ氏から聞くMoon Townの現状に居ても経ってもいられず、檄を飛ばしていた。ハバド氏:「なんやと。Moon Townが食糧難で、犯罪が起こっているだと。どういうこっちゃねん。あの、オドロクスキーくんが選定し、わしが送った、あの魂の戦士たちはいったいなにしとるねん」ヴェルヌーブ氏:「魂の戦士の4人はすでにいい年齢となっております。ただいまは、すでに第2世代から生まれた第3世代の人口が激に増えつつありますが、どうやらそれで食…

執着の疫の象徴

題名:執着の疫の象徴報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ツキオは、Moon Townを、月の世界を、巡回しながらパトロールしていた。近年のMoon Townは、かつてのあの食糧難での喧噪も落ち着きを取り戻し、それとともに治安も落ち着きつつあった。パトロールもなかばルーチン化し、ぼーっとしながらでもMoon Town自警団の職はこなせる状況にまで落ち着いた。ただ、ぼーっと職をこなしつつも、まるまる1か月ほど昏睡状態だったツキオは、自分から何かが失われたような気がし…

私の欲求

…ディスプレイの粘土CADを立ち上げ、手でこねこねと巧みにそれを操作した。元データは、ツキオの手からスキャンしたものだった。ただ、ダオッコ博士の自らのイメージでもってそれをアレンジ。アレンジした。(いい感じだわ) 3Dホログラフィのキーコの肉体、一部ツキオが好むかのようにアレンジされた肉体がそこに創りあがった。(後は、ツキオの記憶のデータをこれに付与すれば…。ふふっ)(あぁ、あなたのような半分人間ハルバー・メンシュのデータが欲しかったの。とっても欲しかったのよ。なんとなく高まっ…