地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

飲み姿も美しい人

題名:飲み姿も美しい人報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 僕は比較的トニーよりもプログラミングが得意であった。一方、あまり具体的なシナリオは思いつけない欠点がある。ここに執筆してあるように国語能力も低い。それは自ら認めている。…

産みの難、それって難産ス

題名:産みの難、それって難産ス報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 インター・アドベンチャーは僕たちが開発したゲームソフトの販売とそれに関するグッズの小売を主体とするベンチャー企業だった。1997年はインターネットが拡大するとともに…

だ・か・ら・よ・ん・で・し・ま・う

題名:だ・か・ら・よ・ん・で・し・ま・う報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 このようにして偏った愛、すなわち偏愛な状況の輩でも、①情景描写、②心理描写、③会話(セリフ)が巧妙なら、文章が頭に運ばれる。運河のように。それを僕は知った…

パイプユニッシュでするっとした文体

題名:パイプユニッシュでするっとした文体報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ここで先を読むと、完全に文章を執筆する上での自分の悪い癖が出ていることに気づいた。 文の鯛となる文体として、海に泳ぐが如く文体の大事な点が3つある。 ①情…

そのハニーはもうこの世にはない

題名:そのハニーはもうこの世にはない報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ということは…。 「そうなの….私が変なおじさんです」 で、新型コロナウイルスにその笑いが封印され、もう二度とその本物の変なおじさんが見られなくなった。 もはや…

イエス・キリストの微笑み

題名:イエス・キリストの微笑み報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 かつて僕がAmazon.comを利用してたのは、そうアメリカに駐在していたときのことだ。 世界はまだ広くOpenであり、新型コロナウイルスによるパンデミックが起こる前の時代のこ…

かつての僕はAmazon.comを利用していた。

題名:かつての僕はAmazon.comを利用していた。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 長い心の時間旅行から目覚めたように、八度美幸との面談を終えた後、はっとして私(花見)は机の引き出しを開け、あの論文を眺めた。それは私が精神科医を志…

ことの顛末を語り始める

題名:ことの顛末を語り始める報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 花見医師は八度まもるの妻、八度美幸にその不可解な脳内のつながりを話しつつ、かつての興奮を少しづつ思い出していた。(私の感に間違いなければ、かつて論文で出逢ったpatie…

こっちの世界とあっちの世界

題名:こっちの世界とあっちの世界報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 花見医師から一通りの説明が済んだ後、僕は看護師さんに連れだって部屋に戻ることになった。アクリル板の向こうで妻は手を振ってくれた。でも、アクリル板でそこで仕切ら…

妻との間のアクリル板

題名:妻との間のアクリル板報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 「電気けいれん療法…???」 僕は医師に聞き返した。花見というめでたいような名を持ったその医師は、僕の疑問に率直に答えた。「そうです。電気けいれん療法です。ここしばらく、…

プラひもへの執着

題名:プラひもへの執着報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 サイレンの音は僕たちのアパートのすぐ横の民家で止んだ。僕のお迎えではないようだった。その間、妻は抱きかかえた僕のよだれや何やらをふき取ってくれ、ずっとそばに居てくれた。…

サイレンの音

題名:サイレンの音報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 僕が消えても、世界からは何かが失われるわけではない。次から次へと新たな会社が起業し、結局は生き残ったものだけが世界を継ぐ。でも、僕にはもうその継ぐ意思は残されてはいなかった。…

この世から僕は消えたかった

題名:この世から僕は消えたかった報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 スプーンに乗ったゼリーのそのPurpleに輝く姿態は、ゼリーという概念を超えて僕の記憶にやはり思い出させる何かがあった。そうだ、僕の目で見る世界はある時を境にしてPur…

Red Grapeなるゼリーの記憶

題名:Red Grapeなるゼリーの記憶報告者:ダレナン 賞味期限がもうすでに6か月を過ぎたゼリーが冷蔵庫のチルド室の奥から発見された。それは2024年の夏のことであった。逆算するとそのゼリーは4年前の僕たちが引っ越しの際にもらったものである確率が高かっ…

満タンにドリップした入れたばかりのコーヒーを飲まずに捨てたのだ。わたしは…。

題名:満タンにドリップした入れたばかりのコーヒーを飲まずに捨てたのだ。わたしは…。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 この物語の続きであるとことわりつつ、ストーリーの続きでない、本来なら、<第2部 始>とここから<第1部 完>につながる…

創造の先端にある想像の世界

題名:創造の先端にある想像の世界報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 老人が何か思いつめるように鋭い眼光で空なる一点を見つめていた方向を見ると、僕には何も見えなかった。その後、老人は再び12AU7Aをライトセーバーと化した。そして、そ…

SoCと呼ばれる存在

題名:SoCと呼ばれる存在報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 僕は、老人のその激情なる感情に劇場を感じた。乃木坂のような毎月劇場の如くそれは新鮮だった。その新鮮さは時折その老人が、起きた荘子のようにも、沖田総司のようにも見えること…

12AU7Aライトセーバー

題名:12AU7Aライトセーバー報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 その老人は365への怒りをあらわにした。わしの創った真空管を使わんからAIの学習機能が劣っとるんや、と…。かと思うと、途端ににこにこして、そうじゃ君の名はなんと申すと僕に…

マスター・オブ・チューブ

題名:マスター・オブ・チューブ報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 僕は真空管街で出逢ったその老人に、わたしという存在がかつてにスマホ内部に取り込まれ、その時に初めて僕はりどるに出逢ったことを話した。そして、スマホ外部でのわたし…

タワーシンボルKT88

題名:タワーシンボルKT88報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 いろいろな状況が隅に追いやられ、エヴァンジェリンのことを考えつつも、すべてがオオワク・バク・ゼンとしていた。それでも電流スピナーは僕が傾けたコントロールレバーの進路方…

オオワク・バク・ゼン

題名:オオワク・バク・ゼン報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 真空管街へ向かえば、Snapdragonまでの進路とかなり左にそれることになる。そのため、その後にSnapdragonまで向かうとすれば、時間は実質2時間30分以上かかりそうだった。ただし…

あなたのつながりを見つける

題名:あなたのつながりを見つける報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 マウスのコネクタについては、もはや仕方がない。ディスプレイ上で進路がみさだめられないが、とりあえず前進することにした。コントロールレバーをゆっくりと前に倒すと…

マウスのコネクタについては、

題名:マウスのコネクタについては、報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 モーターがゆるりと始動した。車体がブルっている。だが、しばらく待っていても、一向に車体は浮上しなかった。りどると乗った最新式であろうタイプの電流スピナーでは…

モーターがゆるりと始動した。

題名:モーターがゆるりと始動した。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 「これをクロックのコネクタに接続した後に、右に回すとオーバークロック、左に回すとアンダークロックとなります。ただ、(その機器は、実際の使用方法とは異なります…

実際の使用方法とは異なりますのでご注意ください。

題名:実際の使用方法とは異なりますのでご注意ください。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 とにかくエナイさんのいうことを信じれば、僕はCPU中央国家集権であるSnapdragonのもとに向かい、Snapdragonの腕に巻いているクロックを奪い、オー…

目覚め

題名:目覚め報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 僕:「一体、どんな呪文を唱えればよいのですか」 メガミ・エナイ:「「聞け、Snapdragonよ。我らの神、主は唯一の主である」と唱えればよいのです。そして中央集権的な制御構造に対し人が予期…

題名:焰報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ジョン・コルトレーンの黄金のカルテットは完璧だった。そして僕は、A Love Supremeのパート1:承認(Acknowledgement)から、パート2:決意(Resolution)に向けて、ジミー・ギャリソンのソロベー…

黄金のカルテット

題名:黄金のカルテット報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 僕:「大いなる代償…」 エナイさん:「はい、その通りです」、「秘密倶楽部・にゃんこたろう?であなたが召し上がった”またたびシュ”、お寿司、そして赤からうどんの代金代わりとし…

大いなる代償

題名:大いなる代償報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 (僕はスマホに閉じ込められている) りどるは陽気そうにエヴァンジェリンと話をしている。その話をしている僕の立ち位置には、表向きのそこにいる人間の姿・形は、僕そのものだった。で…

僕の立ち位置には、

題名:僕の立ち位置には、報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 りどるが宇宙人だったとは。じゃぁ今までの出来事はすべてアブダクションだったのか?(アブダクションだったの?)(ちがうにゃん。げんじつに、そこにえヴぁんちゃんがいるにゃ…