A, or, B の検索結果:
…素敵でしょ、ツキオ)(でもね。世の中、そんな聖人君子な人なんていないのよ。キーコさんもそう。私もそう)(だから、あなたには本当のことを教えてあげる。世の中の皆は、すべてが厭らしいの。綺麗なんてものは、ない。その背後は、すべてが欲望なのよ)1) http://jahp.wdc-jp.com/conf/31st/program/contents/pdf/HO04.pdf (閲覧2020.9.6)From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。
題名:若干の変化報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ダン・ダオッコ博士は、ツキオからキーコの蘇りに対して、これを了承し、最新式の記憶装置によってツキオの記憶からキーコの想い出を引き出すことに成功した。その記憶のキーも発見できた。 白いドラゴン。 しかし、その記憶の奥底を探った代償は、大きかった。ツキオと記憶装置とのシンクロ率が驚異の122%まで達成した後に、ツキオを昏睡状態にさせた。 記憶装置によって記憶を操作させられた人は、時に廃人となる。Moon Townの…
題名:昏睡状態報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 気が付くと、そのドラゴンは僕を背に乗せ、羽ばたいていた。まじかで見ると、真っ白なドラゴン。とても美しい毛並みを持っていた。ふわふわと揺れる毛並みの中で、僕は、この湖が少し塩気を帯びていることに気づいた。 海…。 もしかしてここはキーコと行きたかった地球の海なのかもしれない。まだ一度も行ったことのない地球の海。広くて青くて、波がある。そんな映像を何度も見たことがある。でも、すでに月の世界で順応し、適応していた僕らに…
題名:湖底には報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ベッドに横たわっていると、ダオッコ博士は軽快に指をならした。パチン。すると、またも上からあの機械の棒がしゅるしゅると降りてきた。上部からの降り方も前回に増して勢いがあるようにも思えた。 額にぴったっとくっついたかと思うと、そこからあの触手も伸びていくような、そんな感じも再びする。その間、ダオッコ博士は、エアーディスプレイを懸命に凝視していた。「いい感じ。ツキオくん、今日はとてもいい感じよ。シンクロ率93%。この前…
…から、放射線からDNAを保護する役割を果たすタンパク質1)。これのおかげで、僕とキーコも、体内からほとばしる放射線にはかなり耐えうる能力を有していた。 キーコ… キーコの肢体からほとばしるそれを、僕はその匂いを、また思い出していた。 「じゃぁ、ツキオくん。行くわよ」 目の前にいたダン・ダオッコ博士が大手を振って手招きをしている。(今日はきっと記憶のキーが見つかる)。さっきのダオッコ博士によるその言葉と同じように、確信された笑みがそこにはあった。 ダオッコ博士についていった。そ…
題名:父がダミー報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 死神にとりつかれた僕は、もはやイケメンではなかった。ブラピではなくなっていた。キーコと居る幸せが、僕をブラピなりに輝かせていたが、次第に迫る僕の劣等感で、耳元でキーッキーッキーッと音が聞こえた。 恐怖、恐怖…、そして自分を呪った。 真夜中の徘徊者となった僕は、その呪いが、キーコにも降りかけているかのようだった。 やっぱり僕は、第3世代の呪われた特別の子。それが、僕が16歳になるまで知らなかった僕の暗黒の歴史だっ…
題名:イケメンではなかった報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 Moon Town宇宙科学研究所に着くと、ダン・ダオッコ博士が入口の前で満面の笑みを浮かべていた。僕が歩いて来るのを見つけると、ダオッコ博士はひときわ輝いた笑顔を見せた。「ツキオくん、ツキオくんね。もう大丈夫。今日はきっと記憶のキーが見つかると思うの。昨日の敗因を調べたら、案の定ね、記憶装置の入力部分にウィークポイントがあったことが見つかったのよ。今日は、もう、万全。安心して。かなり綿密に調整したから…
…それは、The Space for Loveであり、ただ単なる宇宙空間でもなく、ここにある銀河系でもなく、僕とキーコとの間に芽生えていた間違いない愛の宇宙だった。キーコから愛の信頼と責任を奪う前の僕。キーッキーッキーッ、というあの車輪の音が聞こえる前の僕。歩道に並んだ木々たちが彼方の星を遮ってそして優しく夜の静かな通りを歩いている私たちを包む愛の宇宙を作ろうとして柔らかな風に時が運ばれていく夜の静かな通りを歩いている私たちを包む愛の宇宙を作ろうとして柔らかな風に時が運ばれてい…
…して、 僕たち2人の人生は、始まったばかりだったのに...。2) 僕は大事なことを見失っていた。(キーコ、ごめんよ)1) https://gamp.ameblo.jp/mio1384/entry-12598546925.html (閲覧2020.8.29)2) https://ameblo.jp/susse-liebe/entry-12133404859.html (閲覧2020.8.29)From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。
題名:何かを失って報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ダオッコ博士:「私も開発に関わった最新式の記憶操作の機器を使っているので、とんでもないことにはならないと思うけど…。ツキオくん、本当に大丈夫?」僕:「大丈夫だと思います…たぶん…」 その後、ダオッコ博士は開始時と同じように、パチンと指を鳴らすと、しゅるしゅると音がして触手が僕から外れていったようだった。す-っと目の前で機械から伸びてきたあの棒が引き込んでいく。それと同時に頭の中のきらきらした輝きも失われていっ…
題名:たぶん…報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 恋は目に見えない。ましてや愛など影も形も見えない。なのに、皆、平然と、恋した、だの、愛してる、だのと宣う。だから、そのレベルインジケータが人間の額にあればいいのだ。そのレベルインジケータは、キーコに関しては、振り切っていた。キーコの吐息が空気の波動となって、僕の心を揺り動かす。かもめのようにねんねしな、と歌が聞こえる。 ごとんごとん、ごとんごとん、ゆりかもめ。発信します。 そうだ。恋や愛はきっと波が発した信号なん…
題名:恋の以心伝心報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 壇上に立って業務の手筈について説明しているキーコは、特別な光を放っていた。 この世の光には光速がある。すなわち、光には一定の、限界の速度が宇宙空間で支配されている。でも、その光速をしのぐほどに輝いているその特別な光は、僕の中の何かを着実に揺り動かしていた。それは、ある物体が揺れると、それに全く関係ない物体もあれば、少しずつ同調し、やがて同じ振幅を奏でる場合が存在することを立証していた。 僕の中の光は、キーコが…
題名:初めての出逢い報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 意は決した。次の日に、Moon Town自警団の募集場所、第3人工ドームの集会場まで足を運んだ。 集会場に入ると、僕が思っていたよりも意外とそこに居る人は少なかった。せいぜい7人ほどだろうか。いち、にい、さん…、やっぱり7人。これが自警団となる勇者たちか…、と思っていると、集会場の壇上には、第2世代のMoon人と思しき人が2人登場した。「えー、我々は、第2世代のMoon Town自警団の前身であります、Mo…
…もすでに在庫がなく、Amazonでも取り寄せることが難しくなっていた。当時すでに、フランコ・ハバド氏はMoon Townへの輸送を制限するようにと、各方面に訴えかけていたらしい。それは、自給自足が月の世界でどれだけ可能かを試されていたことにもなる。 当時のハバド氏によれば、「魂の戦士よ。最高級の牛(ぎゅう)、豚、ニワトリといった動物たち、麦、米といった植物たち、そしてわずかの昆虫は、月の世界に新たな幸運をもたらすであろう。それを駆使する。そうしてあなたたち魂の戦士の働きによっ…
題名:平和な秩序が崩れ報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 真っ白なベッドで固定されていた僕は、身動きが取れなかった。いや取れないというよりもあまりにもそのフィット感に驚いていた。まるで、空中に浮かんでいるような、そんな気分がした。地球の重力の1/6であるこの月の重力よりも、はるかに感じられない重力の世界。でも、無重力とは異なって、体は宙に浮かんでいるのに対して、その内部、内臓はしっかりと固定されている。無重力ならば、体も内臓も浮かんでいる。それとはやはり異なって…
題名:真っ白なベッド報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 その部屋に入ると異様な雰囲気に包まれた。ダオッコ博士の特別の秘密の部屋とでも言うべき魅力に満ち溢れ、部屋の中央には真っ白なベッド、そしてそれを囲むように奇妙な形状をした機器類。そこに目をこらすと、その機器類が何か呼吸をしているかのような奇妙な律動性をも感じられた。 部屋の奥に進むにつれて、中央の真っ白いベッドが以前から用意されていたかのように、形状をくねくねと変化させ始めた。最終的に落ち着いたベッド形状は、…
題名:その一心報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 提案した時、ダオッコ博士は難色を示した。それも当たり前だ。Moon Townに限らず、地球でも個人の記憶を勝手に操作することに対しては、厳重に戒められている。場合によっては法律でかなりの重罪となる可能性が秘められていた。 個人の記憶操作に基づく使用目的に関しては、如何なる操作であろうとも、その個人の同意の下に帰属され、そこには厳格な裁きが存在はしない。ただし、その部分は、非常にグレーゾーンである。もし、その操作し…
…人の捜査に関わるDNAの情報を得るために、同僚とここに訪れた記憶があった。初めてそこに訪れた時、あまりにもこの部屋に何もなかったのを覚えている。 そして、今もそうだった。部屋はダオッコ博士の澄んだ性格通り、きちんと整列していた。ダオッコ博士の机とイス、そして来客用のソファーが、本来置かれている場所にきちんと鎮座したまま。その他には部屋に何もない状態だった。すべて電子化された時代とは言え、過去をいつくしむように、数冊の地球で発行された本や、かつての地球の物品など数点は置かれてい…
題名:ダオッコ博士に報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 キーコがこの世を去ってから、月の世界を去ってから、彼女はどこに行ったのか未だに分からなかった。月の世界のどこか遠くにまで闇の中、独りで足を運んで、そこで制服(宇宙服)を脱いだのかもしれない。そうだとすると、もはや生命の維持はできなくなる。そこでの肢体からは、やがて月の嵐に運ばれ、宇宙空間の遠くの、遠くにまで運ばれているとすれば、もはや捜索は不可能に近い。 でも、キーコは見つからないままであっても、僕の中の記…
…壊への道と進む。DNAプリンタで植物は簡単に増やすことができ、部分的に緑化は進んでいたが、食べるためにはその緑化もつぶすはめになる。そうして、人口増加とともにMoon Townの敷地面積も初期段階の10倍に膨れ上がり、移住し始めに建てられた第1人工ドームはすでに老朽化が進んでいて、リフォームする段階に入っていた。 月の砂漠を眺めながら、ぼんやりと過ごす。キーコは第5人工ドームのSequenzerテラス (from 70 to 07)でよく言ってたっけ。「私たちも地球に生まれて…
…e Nightingaleからのような大きな愛で、いつも包まれていたこと今更ながらに思い出し、涙を流した。大粒の涙を流しながら、キーコ…、キーコ…、 あなたに会いたい あなたに触れたい あなたを永遠に愛し続けたいと叫び続けた。あなたことを知って、あなたのことを分かって、あなたのことを思い出す。その過程でのすべてのデータは、いつも僕の手の内で転がっていた。Moon人(ツキオ):「…キーコちゃん」キーコ:「何?」ツキオ:「やっぱり、キーコの事、ずっと愛しているんだ」キーコ:「うん…
…stions in a World of Blueの中で、僕の心は貝のように閉ざされ、それが解であるかのようにふるまい始めた。 完全に同調していたお互いの心が、耳を失ってしまい、そして、お互いの声も聞こえなくなった。そうして、振動した心は、その振幅がSin、Cosのように互い違いに振れ、ぷつんと愛が壊れた。 彼女はいつか行くのだと言った 彼女は遠くに行ってしまうのだと言った 彼女は私に愛のためなら死ぬと言った そして、翌日、彼女は自分のすべてのデータを残して、この世から去った…
…き…」その後、Floatingしながら、Floating with youしながら、幽体離脱したあの瞬間を思い出す、そうして、ふと、彼女を覗くと、僕にしか見せない笑顔。いや、その赤く頬を染めた顔には、満足そうな表情が見えた。 Demo、僕だけだろうか。この顔を知っているのは…。この調べを知っているのは…。僕以外にもいるんじゃないか…。僕以外にも…。きっと、そう、そうに違いない…。 そうして、また、あの音がする。 キーッキーッキーッ、と車輪が回り、恐怖が蘇る。天井裏から僕たちを…
題名:また、あの音がする。報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 そこで起きたのは、何かの前触れの寸劇だったのであろうか。博物館のコンシェルジュである黄金の鍵さんのキーコさんと、目の前にいるMoon人のツキオくんの寸劇を見た。ツキオくんが頬をキーコさんにばっしーとやられるも、我慢でけへんのや、とツキオくんはのたまう。そのやり取りにあっけにとられていると、しばらくしてキーコさんは動画を再生した。もうすぐ始まる、スーパーGの歴史…。{スーパーGの歴史…。始めまして。この…
題名:我慢でけへん報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 しゃがみ込んで動画を一つ一つ“点検”している黄金の鍵さんの所作に、洗練されたものを感じた。あえてチョイスしているミニスカートも、不自然な意図は感じられなかった。そもそも黄金の鍵さんは、現実にいる人なのだろうか、それとも、3Dホログラフィにより魅せられているただのトリックなのであろうか。洗練されつつ、艶めかしい動きに、僕も時折、はっとさせられる場面も多かった。それ以上、それ以上、足を開かないで。開くと、僕も“……
… d'or de la Moon Town (Moon Townの黄金の鍵)なるバッジを付けたコンシェルジュらしきミニスカートをはいた美しい人が、すくっと誇らしげに背筋を伸ばして立っていた。黄金の鍵:「ご用件をおうかがいします。黄金の鍵にございます」Moon人:「スーパーGに関する動画を、再生してほしいんだが…」黄金の鍵:「かしこまりました」 黄金の鍵さんは、腰をかがめ、しゃがみ込み、一つ一つの動画を“点検”していた。しゃがみ込む必要がないように思えたが、これもサービスの一つ…
…いた。そいつが、(Japaneseレストラン)うまいんやの、やりかた~ってな具合だった。ただ、特盛過ぎてすべて食べられるか分からない。かといって、残すわけにもいかない。「心して食え」。そんな葛藤する心持ちで、がつがつと食べている僕の様子を見ているMoon人には、僕がよほど腹が空いていると見えたのであろうか。Moon人:「君の食べ方。なかなかええの。こっちまで食べとうなる」僕:「はい、お腹が空いてました」Moon人:「もーいっぱいいくか?」僕:「うっ……はい」 断れなかった。こ…
…ブル上のケーキで冷蔵機能だったのが、電子レンジ機能にすり変わったのだろうか。妙に周りもあたたかい。それは、かつ丼からの湯気だけではなさそうだった。僕:「この船には、電子レンジ機能もあるのですか…?」Moon人:「馬鹿いえ。これ作りたてやで。かつ丼の遠隔宅配なんや。知らんのか、知らんか…。Moon TownにあるJapaneseレストランうまいんや、から特別に取り寄せた逸品や。君、心して食え」From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研究室 version。
…ップ。僕はそのCreateすべてをもはや手放してしまい、想像も創造のかけらも残されていないかのようにハバド氏は連呼していた。「あほ、ノブヨシ」と僕の名を。ハバド氏:「どう思うヴェルヌーブくん。あほのノブヨシのこと」ジュニ・ヴェルヌーブ氏:「間違いなくあほです。正真正銘のあほです」ハバド氏:「そうやろ、わしも常々そう思っとったんや」 その時、ンゴォォォォォォオオオオオオオオオーーッ!とかすかに鳴き声がした。ラクダ…、いやこの鳴き声はまさしくこぶちゃんのそれ。最初は空耳かと思った…
…。ハバド氏:「Creatorの特権。それは世界を変えられるということだ。だから、ちみには、無理かもしれない。永遠に無理かもしれない。Analyzerとして、ぶーたれとるだけやからな。でも、諦めるでない。そう言えたのは、かつてちみのもとにこぶちゃんというラクダが、そばにいたからだ。でも、ちみは、それを葬った。葬ってしまったのだ。ただし、その月の土にこぶちゃんを葬った際のスコップを地球に持ち帰ってくれたおかげで、我々は偶然にも偉大な発見をすることができた。それが月の、静かの海にあ…

